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2023年3月31日 報道発表
バース予約システム※1とデータ連携し、物流施設における車両の入退場や作業スペースへの誘導をサポート
~業務の効率化とドライバーの負担軽減を実現し、「2024年問題」※2や「カーボンニュートラル」※3にも貢献~
JVCケンウッドグループの株式会社JVCケンウッド・公共産業システムは、車両ナンバー認証システムソフトウエア「TZ-CN200」(Ver.4.5)を3月下旬より発売します。
本ソフトウエアは、車両の施設への入退場を効率化・省力化する「車両ナンバー認証システム」ソフトウエアの新バージョンとして、新たに物流施設向けの機能を強化しました。「車両ナンバー認証システム」とバース予約システム※1(トラック予約受付システム)の予約データの連携を可能とし、車両の施設への入退場や、作業スペースへのスムーズな誘導をサポートし、構内オペレーションの効率化と、トラックドライバーの負担軽減も実現。ロジスティクス全体の最適化により、物流業界の課題である「2024年問題」※2やアイドリング時間短縮による「カーボンニュートラル」※3の実現にも貢献します。
なお、当社は、「第4回 関西物流展 KANSAI LOGIX 2023」(会期:4月12日(水)~14日(金)/会場:インテックス大阪)に出展し、「車両ナンバー認証システム」、および本ソフトウエア「TZ-CN200」(Ver.4.5)を展示します。
※1:荷物の積み降ろしのためにトラックを停車する場所(バース)の予約管理を行うシステム。
※2:働き方改革関連法の適用により、2024年4月より自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることによって発生する問題の総称。
※3:温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること。2020年10月、日本政府は2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を目指すことを宣言。
品名 | 型名 | 希望小売価格(税込) | 発売時期 |
---|---|---|---|
車両ナンバー認証システムソフトウエア | TZ-CN200 | オープン価格 | 3月下旬 |
*本商品はお客さまのご要望に応じたシステムでの販売を前提としています。詳細はJVCケンウッド・公共産業システムまでお問い合わせください。
労働基準法の改正によるトラックドライバーの時間外労働への罰則付きの上限規制導入や、トラックドライバーを含めた自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(改善基準告示)の改正が2024年4月から適用され、物流業界の「2024年問題」※2として社会的な課題となっています。これにより、関連する事業者には、トラックドライバーの長時間労働に影響する荷待ち待機時間や付帯業務の是正などの対応が求められています。
そのため、事業者ではICTを活用した業務最適化が進められており、特にトラックドライバーの荷待ち時間の短縮や輸送の効率化、コスト削減に有効な手段としてバース予約システム※1の導入が加速しています。
そこで当社は、物流施設の車両入退場受付を自動化し、車両の受付・警備業務の効率化・省人化や入退場口での車両の渋滞解消などに活用されている「車両ナンバーシステム」の強化を図り、ソフトウエアの新バージョンとして、「TZ-CN200」(Ver.4.5)を発売します。
本ソフトウエアは、「車両ナンバーシステム」と、バース予約システム※1の予約データを連携させることにより、予約済み車両の施設への入退場や、サイネージ表示による作業スペースへのスムーズな誘導をサポートするなど、物流施設のオペレーションの効率化とともに、トラックドライバーの負担軽減も実現。構内全体の最適化により、ドライバーの荷待ち時間やアイドリング時間の短縮につながり、物流業界の課題である「2024年問題」※2や「カーボンニュートラル」※3への対応に貢献します。
本システムとバース予約システム※1の予約データとの連携が可能。バース予約システム※1から予約情報をデータ受信して登録車両のデータを照合し、予約済み車両に対して、入退場ゲートの開閉や、サイネージによる作業スペースへの誘導表示などを行うことができます。また、バース予約システム※1にナンバー認証結果を送信することにより、入退場車両の情報を外部システムで活用することができます。
<サイネージによる誘導イメージ>
●予約データの連携による車両入場時のシステム動作例
車両の入退場情報(時間帯・台数)を1画面で確認できるユーザーインターフェースにより、簡単に入退場状況が把握でき、滞留時間や利用時間、平均利用時間を統計化することができます。
<車両の入退場情報イメージ>
型名 | TZ-CN200 | ||
---|---|---|---|
基本仕様 | 認識条件 | 車両進入速度 | 40km/h以下 |
ナンバープレート角度 | 左右:±30°以内、上下:±20°以内 | ||
車両登録件数 | 最大25,000件 | ||
車両登録内容 | 車両番号(陸運局名、分類番号、用途コード、一連番号)、車両の種類、氏名、会社名、メモ | ||
車両認識記録保存 | 最大300万件、3年間 | ||
基本機能 | 認証機能 | 認識した車両ナンバーを登録ナンバーと照合 | |
認証結果通知 | 認識結果、車両の種類ごとに通知方法を選択 ポップアップ通知/音声通知/外部出力 |
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検索条件 | 日時範囲、車両番号、車両登録情報、入退不一致車両、滞留車両、未登録車両、部分認識車両など |
花王株式会社(本社:東京都中央区)は2023年3月31日、人と社会と地球にやさしく、安定して生活者・顧客に製品を届ける、柔軟で効率的な生産体制と新たな物流モデルの構築を目指して、豊橋工場(愛知県豊橋市)に次世代自動化倉庫の運用を開始しました。
当社は同年3月下旬、同社倉庫の新設に合わせて、「TZ-CN200」(Ver.4.5)を搭載した「車両ナンバー認証システム」を先行して納入。株式会社Hacobu社のトラック予約受付サービス「MOVO Berth」(ムーボ・バース)に登録された予約情報とリアルタイムで連携することにより、車両入退場の効率化をサポートしています。
<花王株式会社豊橋工場>
・花王株式会社 ニュースリリース 「豊橋工場に次世代新倉庫が完成」
https://www.kao.com/jp/corporate/news/business-finance/2023/20230327-001/
・株式会社Hacobu ニュース 「MOVO Berth 予約情報連携API、第1号プロジェクトを公開!花王、豊橋工場の新倉庫に導入」
https://movo.co.jp/news/3261
<商標について>
本件に関するお問い合わせ先
【報道関係窓口】株式会社JVCケンウッド 企業コミュニケーション部 広報・IRグループ
TEL : 045-444-5310 〒221-0022 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番地
【お客様窓口】株式会社JVCケンウッド・公共産業システム マーケティング統括部 映像ソリューション推進部
TEL : 045-443-3025 〒221-0022 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番地
本資料の内容は発表時のものです。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。