主な特長
高音質デジタルマルチプロセッサー搭載で、
システムの簡素化と省スペース化を実現
デジタルイコライザー、ハウリングサプレッサー、自動ミューティング機能、デジタルディレイ、当社スピーカー専用イコライザー機能を内蔵。システムの構成機器が大幅に削減でき、ローコストでスペース効率の良いサウンドシステムが構築できます。
デジタルイコライザー
[入力回路]
各モノラル入力チャンネルにはHIGH/LOW(シェルビング)、MID(ピーキング)を、各ステレオ入力チャンネルにはHIGH/LOW(シェルビング)を装備しています。
[出力回路]
イコライザー素子数は6素子で、各素子に、パラメトリックイコライザー、ローカットフィルター、ハイカットフィルター、シェルビングイコライザー(HIGH)、シェルビングイコライザー(LOW)のいずれかを選択して、周波数・ゲインを設定できます(パラメトリックイコライザーはQ設定も可能です)。
ハウリングサプレッサー
モノラル入力の各チャンネルに最大6素子のフィルターでハウリングを抑制します。その内の4素子のプリセットフィルターで、ハウリング周波数とレベルを自動検出して不快なハウリングを防止します。2素子のアクティブフィルターでは、運用中のハウリングの発生や成長を抑えます。
自動ミューティング機能
[アナウンスミューティング]
ミューティング設定したマイクロホンに入力があるとすべてのBGMソースをミューティングします。ミューティングレベルとリリース時間の設定が可能です。
[ミュージックミューティング]
ミューティング設定したステレオ入力に信号があると他のBGMソースをミューティングします。2つ以上のステレオ入力が同じ系統に出力される場合は、ステレオ入力チャンネルの優先順位となります。リリース時間の設定が可能です。
デジタルディレイ
各出力系統の遅延時間の設定ができます。これにより、ハース効果※を利用して音像を定位することができます。
※ハース効果とは、先に到達した音に方向感を感じるという人の耳の特性のひとつです。
当社スピーカー専用イコライザー
当社の主要モデルのスピーカーの最適な音質が得られるイコライザー特性があらかじめ内蔵されています。これにより理想のスピーカー特性を得ることができます。
当社独自のCCコンバーターにより、音質が向上
[CCコンバーター]
アナログからデジタルに変換する際に発生する量子化歪みを低減するために、本来のアナログ信号の波形を類推し、それをリアルタイムに復元しながら再生する、当社独自開発の高音質化技術です。
[K2テクノロジー]
多くのレコーディングスタジオやマスタリングスタジオにおいて、必須の技術として日々活躍している「K2テクノロジー」。プロの世界で活躍する当社が世界に誇る音質改善技術です。
16パターンメモリー搭載
使用目的に応じた音質、音量、音の方向感、明瞭性の最適な設定値をひとつの拡声パターンとして最大16パターンまで記憶できます。そのうち4パターンを、メモリーパターン切替スイッチを使ってワンタッチで呼び出すことができます。
リモートIN/OUT端子装備
外部機器からPS-DM500のパターンを切り替えたり、PS-DM500からオープンコレクターにより、外部機器を各8ch制御することができます。
デジタルIN/OUT端子装備
光ケーブルによりCDプレーヤーやMDレコーダーなどの光デジタル信号を入力したり、MDレコーダーなどの光デジタル機器への録音用信号を出力することができます。
専用ミキサーコントローラーPS-MR50を2台接続可能
モノラル入力(1系統)、ステレオ入力(2系統)、ライン出力(1系統)を装備。入力信号(マイク・音楽)や、出力選択、音量調節などをリモートコントロールできます。PS-MR50は生産完了、在庫限りです。
設定用ソフト「サウンドコーディネーター」(CD-ROM)添付
パソコンからPS-DM500の各種設定を行うためのソフトウェア「サウンドコーディネーター」および、システム設定マニュアルを添付のCD-ROMに収録しました。
PS-DM500のパラメーター設定を行うにはパソコンが必要です。
※OS:Windows8.1 Update、Windows8.1 Pro Update、Windows10 Home、Windows10 Pro
※各OSは日本語版のみの対応です。また、32/64ビットの両方に対応しています。
● CPU、メモリ:各OSで推奨される環境
● インターフェース:USB準拠のシリアルインターフェース