業務用放送設備
EM-D300シリーズ
オープン価格※
※オープン価格の製品はメーカー希望小売価格を定めていません。
緊急優先放送・多元放送・停電時放送など、フレキシブルに対応する業務放送設備
緊急優先放送・多元放送・停電時放送など、フレキシブルに対応する業務放送設備
主な特長
緊急地震速報システム対応
緊急地震速報端末の起動により、登録したメッセージによる緊急放送を行うことができます。BGMや報時チャイムなどの放送中でも、緊急地震速報を最優先で放送が可能です。また、停電時の放送にも対応し、アッテネータの状態に関わらず一斉放送ができる安心設計です。
緊急優先放送機能
緊急優先放送に設定した操作パネル部のスイッチをオンすることにより、アナウンスマイクまたはメッセージによる緊急放送を行うことができます。メッセージと放送先を操作パネル部のスイッチに割り当てることにより、防犯や安全など、緊急を要する放送や、案内放送をワンボタンで放送することが可能です。
優先順位設定・多元放送
運用方法に合わせ、放送の優先順位（最大6段階）の設定ができます。また多元放送により、BGMや案内放送を同時に別々の場所に放送が可能です。スピーカー回線は、最大100回線まで拡張することができます。
プログラムチャイムユニットの活用
プログラムチャイムユニット（PA-DA700）との連動により、チャイムやメッセージ・BGMなどの音源を高音質で効果的に運用できます。また、ネットワークに接続し、設定ソフトを用いてプログラムチャイムユニット本体とは離れた場所のPCから各種設定が可能です。
放送連動無線システムの活用
非常・業務放送装置とデジタル簡易無線機を連動。避難誘導や不審者侵入の一斉連絡など、屋外などの離れた場所からでも、無線機をマイクロホン代わりにして放送を行えます。
その他、特長
- 多元放送に対応
複数のBGM、案内放送などを異なるスピーカー回線に同時に放送できます。多元放送を行うにはデジタルマトリックスユニット（PA-MX152）が必要です。
- 停電放送に対応
非常電源ユニット（EM-N152）、ニッケルカドミウム蓄電池（NB-35B/NB-60）を使用することで、停電時も放送できます。
- ブロック放送を設定可能
複数のスピーカー回線を、業務ブロック放送、報時チャイム、電話ページングなどで、任意のグループにまとめて放送できます。
- リモートマイクロホンをダイレクト接続
スピーカー制御器を使用しないで、マルチリモートマイクロホン（PA-C620）を最大8台、リモートマイクロホン（PA-C50シリーズ）を最大4台接続できます。
- メンテナンス機能の充実
動作・異常履歴を業務操作器に保存しているため、保守・メンテナンスに使用できます。
- 専用ソフトで簡単設定
設定ソフト（EM-ZS300）を使用して、PCで設定した内容を本体に入力したり、動作履歴などを取り出すことができます。
- 省スペース・省電力
チャンネル分割機能を搭載したデジタルパワーアンプで、省スペース・省電力化を実現し、環境に配慮した放送システムを構築できます。
主な構成機器
業務用放送ユニット
業務操作器
EM-D36
主制御ユニット
EM-L32
回線制御ユニット
EM-L152
回線追加ユニットケース
（20回線収容）
EM-ES12-10
回線追加ユニット
EM-ES5
非常業務予備電源ユニット
（NB2台収納）
EM-N152
蓄電池
NB-35B
蓄電池
NB-60
主電源ユニット
EM-P11B
追加DCユニット
EM-P22
共通ユニット
標準ラック
PA-R641B
ミニラック
PA-R631B
ファンユニット
PS-RU40
PS-R413B
※写真はPS-RU40です
デジタルパワーアンプ
EM-A942D（360W）
EM-A932D（270W）
EM-A922D（180W）
※写真はEM-A942Dです
ベンチレートパネル
PS-U1V
ブランクパネル
PA-U1
PA-U2
PA-U3
共通システムユニット
モニターユニット
EM-S102
※生産完了
ミキサーユニット
EM-M102
ラジオチューナーユニット
PA-F3
デジタルワイヤレスチューナー
WT-1014D
WT-1012D
※写真はWT-1014Dです
800MHzワイヤレスチューナー
WT-914
WT-912
※写真はWT-914です
プログラムチャイムユニット
PA-DA700
デジタルマトリックスユニット
PA-MX152
モニターユニット
TZ-5111B
リモートマイクロホン
PA-C50（一斉式）
PA-C51（5回線）
PA-C52（10回線）
PA-C53（20回線）
※写真はPA-C52です
マルチリモートマイクロホン
PA-C620
マルチリモートマイクロホン
TZ-3640
TZ-3660
※写真はTZ-3640です
システム構成例
主な仕様
業務操作器 EM-D36
| EM-D36 | |
|---|---|
出力制御 |
20回線および一斉 回線追加ケース（EM-ES12-10）、回線追加ユニット（EM-ES5）により最大100回線まで増設可能 （スピーカ回線は、主制御ユニット（EM-L32）に回線制御ユニット（EM-L152）を接続可能） |
出力スイッチ |
5回線毎に、緊急優先ブロック、業務ブロック、メッセージブロック、BGMブロックを設定可能 |
操作スイッチ |
緊急優先一斉、一斉、放送復旧、チャイム（アップ、ダウン）、表示切替 |
表示 |
主電源、予備電源、緊急優先、一斉、放送中（リモコン、外部起動、BGM、非常放送中）、作動表示灯、異常、 コンピューター異常 |
液晶表示 |
（16文字×2行） ●業務放送内容の表示、起動元の表示 ●異常発生内容の表示 ●その他（システム設定表示） |
内蔵チャイム |
4音チャイム（アップ、ダウン）、2音、1音 |
モニタースピーカー |
出力0.45W、音量調節器付、ハウリング防止回路付 |
放送出力レベル計 |
5点LED |
動作モード |
通常/システム設定/履歴確認/システム点検 |
PC接続端子 |
D-Sub 9pinオス（RS-232C） |
| 時刻校正入力 | 24V、30秒有極パルス（親時計より）、コネクター端子台 |
| 内蔵時計 | 精度：平均月差±2分 |
| 多元マトリクス放送 | PA-MX152により、20入力10出力から最大20入力20出力まで対応可能 |
| その他コネクタ | PA-MX152用、パワーアンプ用（CN-C7、CN-C27）、EM-L32用、EM-N152用 |
| ミキサー部 | （レベル、インピーダンス、コネクタ） アナウンスマイク入力：－45dBs、10kΩ（AGC）、メタルコネクタ 入力1：－20dBs/0dBs、2kΩ平衡、コネクター端子台 入力2：－20dBs/0dBs、2kΩ平衡、コネクター端子台 入力3：－20dBs/0dBs、2kΩ平衡、コネクター端子台 （入力1～3は、報時チャイム/電話ページング/ミキサー/アナウンスユニット/拡張ユニット/ デジタル音源ユニットから選択） 入力4/BGM：－20dBs/0dBs、2kΩ平衡、コネクター端子台 業務リモコン入力：0dBs、2kΩ電子平衡、端子板（主制御ユニット） マルチ業務リモコン入力：＋6dBs、5kΩ電子平衡、端子板（主制御ユニット） |
| 音声出力 | 0dBs、150Ω平衡、コネクター端子台 |
| 周波数特性 | 50Hz～15kHz 0dB±2dB（アナウンスマイク除く） アナウンスマイク：150Hz －4dB±2dB、15kHz －2dB±2dB |
| 歪率 | 1%以下 |
| S/N | 65dB以上（アナウンスマイク以外） 60dB以上（アナウンスマイク） |
| 状態出力 | 本体放送中、BGM放送中、リモコン放送中、緊急優先放送中、外部起動放送中、一斉放送中、異常発生中、 メンテナンス中（8種類） |
| 電源 | DC24V、480mA（追加DCユニットもしくは非常電源部より受給） |
| ラックマウントサイズ | EIA 6U |
| 仕上 | ライトグレー焼付塗装（マンセル3Y6/0.6近似） |
主制御ユニット EM-L32
| EM-L32 | |
|---|---|
入力端子 |
パワーアンプ入力4回路（H/C×4組） RB入力1回路（RB＋入力、RB－入力） |
出力端子 |
スピーカー出力20回線（SPN/SPR/SPC各20、最大200W/回線） |
業務リモコン接続端子 |
1系統（端子台）、最大4台（E、RM＋24V、電源ON、チャイムON、一斉、本体使用中、業務RM音声H/C） |
マルチ業務リモコン接続端子 |
2系統（端子台）、最大8台（E、RM ＋24V、BUS H/C、マルチRM音声H/C） |
起動入力 |
標準13入力（端子台） 最大73入力（スピーカー回線用および入出力拡張用EM-L152増設時） |
制御出力 |
標準10出力（プッシュ端子台） 最大30出力（入出力拡張用EM-L152増設時） （デジタル音源ユニットPA-Dシリーズ、その他機器の制御用） |
停電起動入力 |
1回路（端子台） |
その他コネクタ |
EM-P11B用（CN-C10）、EM-L152用（CN-C8）、EM-D36用（CN-C26） |
電源 |
DC24V、580mA（追加DCユニットもしくは非常電源部より受給） |
ラックマウントサイズ |
EIA 2U |
| 仕上 | ライトグレー焼付塗装（マンセル3Y6/0.6近似） |
関連情報
