DT-3D24G1 | 主な特長

撮影現場での3D映像確認用モニターとして

3Dコンテンツ撮影現場では、目的の3D効果を実現するために、非常に多くの時間を設置作業に費やさなくてはなりませんでした。
Xpol®円偏光方式を採用したDT-3D24G1は、撮影現場に持ち運べるほどコンパクトなサイズを実現し、3Dカーソル機能や水平シフト機能などの撮影現場で設置作業の大幅な効率化を可能とする数々のサポート機能を搭載しております。
また、3Dミキサー機能の搭載により簡単に現場での3D映像の確認を実現しておりますので、撮影現場で3D映像確認用モニターとしてご活用いただけます。

編集スタジオ設置に適した3D映像確認用モニターとして

DT-3D24G1は3Dコンテンツ制作現場で要望の高いXpol®円偏光方式を採用し、メガネによる作業上の負担を軽減するとともに、3D映像の編集用としてスタジオに設置する上で最適な24V型サイズを実現しております。また、コンテンツ編集において必要とされるマーカー、オーディオレベルメーター、スクリーンズチェックなどの基本的な編集機能を装備。
また、3Dコンテンツの編集でご活用いただける2信号のタイムコードの同時表示を実現したデュアルタイムコード機能など、数々の編集機能を搭載しておりますので2D、3Dどちらの編集用途としてもご活用いただけます。

※ Xpol®は、株式会社有沢製作所の登録商標です。

3Dカーソル機能 

3D映像の制作上、シーン中の飛び出し感や奥行き感を表現する上での重要な調整要素のひとつとして、両眼視差の調整があげられます。両眼視差の調整によっては理想の立体感が得られない、3D映像として破綻をきたす、などの不具合を発生する可能性があります。また、健康面に配慮した視差量の確認が必要です。
これまでの3D映像撮影現場では、この両眼視差を測量・調整するために目視による画面の確認を行うなど、時間を要するケースがありました。DT-3D24G1ではこれらの確認を容易にする「3Dカーソル機能」を搭載し、数値やカーソル色の変化によって視差の把握を可能とし、視差量の確認時間を大幅に短縮できます。

グリーンのライン、パープルのラインは奥行き感および飛び出し感の調節をするために使用します。まず水平のラインを両眼視差の確認をする位置に移動し、次にLまたはRのラインを両眼視差の確認をする位置に移動します。両眼視差の値がピクセルとパーセンテージで画面上に表示されます。





両眼視差の値が設定した値を超えた場合、それぞれのラインが赤に変わります。


デュアルタイムコード表示

左右2つの信号のタイムコードを画面上に同時に表示することで、時間差の認識が可能です。3D表示モードでは、左側の信号のタイムコードが画面の右上に表示されます。


3D撮影時の様々なカメラの設置・設定をサポート

DT-3D24G1ではカメラリグによる設置に対応する画像反転機能や、左右それぞれのカメラで撮影された画像をシフトする機能を搭載。3D撮影時の様々な設定をサポートする機能で、カメラの設置設定が容易になります。

ミラー/ローテーション

左右2つの画像の1つを横方向または垂直方向に反転させます。同時に両画像を同期させるため、回転させていない画像を自動遅延させます。


スプリット

左右の映像のアイリス調整のズレ、垂直方向のズレ、ホワイトバランス調整のズレを確認し、カメラ設置や設定の微調整を行いたいときに便利な機能です。


水平シフト機能

左右のカメラ画像の垂直方向のズレや色の不一致を確認するために、右の画像を左の画像に重なるように、左へシフトさせることができます。


L/Rスワップ機能

左と右の画像をスワップすることで、L,Rの接続ケーブルが正しく接続されているかどうかを確認できます。


L/Rシーケンシャル機能

左と右の画像が0.5秒間隔で交互に表示されます。3Dメガネを使用せず、感覚的に3D感の確認をすることができる便利なチェック機能です。

デュアルスコープ機能

2つの入力信号に対する波形モニター表示、ベクトルスコープ表示機能を搭載。表示位置を4ヵ所から選択できます。(同時には表示できません)

3D専用白バランス設定

3Dメガネをかけると白バランスが変化します。フロントコントロールパネルの3Dボタンを押すことで、3Dメガネをかけた時の最適値に自動的に設定します。

入力端子

DT-3D24G1はSDI×2(アクティブスルー)、3G-SDI、SDIデュアルリンクなどの外部入力端子を装備しています。