0.69型ネイティブ4K「D-ILA」デバイスを搭載し、高精細4K映像を実現
独自の高精細・高密度化技術により、画素ピッチ3.8㎛を実現した0.69型ネイティブ4K「D-ILA」デバイスを搭載。フルハイビジョンの4倍を超える約880万画素(水平4096×垂直2160画素)の高精細表示を実現します。また、垂直配向技術や平坦化技術により、光の散乱や回析などの異常光を抑えることで高コントラストを実現。狭ピッチ画素プロセスにより大画面でも格子が見えにくい、4Kネイティブならではのなめらか、かつ高精細な映像表現が可能です。
4Kに最適化させた新光学エンジンを採用
4K D-ILAデバイスとレーザー光源「BLU-Escent」の採用に伴い光学エンジンも一新。光の利用効率を高めるレイアウト構造を採用し、3,000lmの高輝度を実現しました。偏光精度を高めたワイヤーグリッドを採用することで、レンズ側への光漏れを抑え、高コントラストを実現。また、筐体には各種ファンの振動を抑制する高剛性シャーシを採用し、安定した4K高画質映像をご覧いただけます。
当社独自のレーザー光源技術「BLU-Escent」を採用し、高輝度かつ高信頼性を実現
光源にブルーレーザーダイオードを採用した当社独自のレーザー光源技術「BLU-Escent」(ブルーエシェント)を採用。3,000lmの高輝度と約20,000時間※の長寿命を両立します。蛍光体を固定式とし、無機蛍光材料を使用することで経年劣化を抑えるとともに、回転式と異なりモーターなども無いため高い信頼性を実現します。また、複数のレーザーダイオードを用いた光源は、ランプのように突然消灯するリスクも少なく業務用途として最適です。
※輝度が半減するまでの時間の目安であり、使用環境や使用状況により異なります。
光源の明るさを一定に保つ「輝度一定モード」を搭載
プロジェクター内部に設けた専用センサーにより、光源の明るさを一定に保つ「輝度一定モード」を搭載。業務用途として長期間にわたる使用においても調光作業を低減します。さらに、調光は明るさを25%から100%までの間において、125段階に細かく調整が可能。「輝度一定モード」と組み合わせて一定の明るさを保った視聴ができるだけでなく、複数画面のマルチプロジェクション利用時にはプロジェクターの明るさの個体差を正確に調整できます。
高いコントラストと広色域で忠実な色再現が可能
独自の「D-ILA」デバイスと光学エンジンを組み合わせ、さらにレーザー出力をダイナミックに制御することで∞:1の高いコントラストを実現。引き締まった黒により、星空や夜景などをリアルに再現します。また、レーザー光源と新カラーフィルターを採用した光学エンジンによりBT.709カバー率100%の広色域を実現し、鮮やかな映像を通した色調確認や 各種デザインなど忠実な色再現が可能です。
なめらかな映像再現を実現する4K、120Hz入力に対応
動きの速い4K映像も1秒間に120コマで表示でき、なめらかに再生します。また、映像信号の低遅延にも対応し、各種シミュレーターなど映像の追従性が求められる用途でも使用が可能です。
2台以上の複数画面表示に対応したマルチプロジェクション機能を搭載
2台以上の複数画面表示時に最適な各種画像処理を適応するマルチプロジェクション機能を搭載しています。
- 「エッジブレンディング」機能
画面のつなぎ目を重ね合わせ、輝度をコントロール。画面の境界を感じさせない自然で一体感のあるマルチスクリーン投写を実現。 - 「カラーマッチング」機能 別売のキャリブレーションソフトウェアを用いることで、各プロジェクター間の色再現領域の微妙なバラツキを補正。
- 「ディストーション補正」機能
微妙な位置ズレを補正し表示コンテンツの品位を向上。
ポートレートモード(縦長の映像表示)にも対応した自由度の高い設置性
レーザー光源の採用によりプロジェクターの姿勢を選ばず設置が可能。天井や床への投写や、プロジェクターを縦向きに設置するポートレートモード(縦長の映像表示)にも対応します。
その他の特長
- 黒挿入効果による動画ブレを改善する「Clear Motion Drive」と、映像の動きに応じて「D-ILA」デバイスの駆動を最適化する「Motion Enhance」を搭載。2つの独自残像低減技術により、動きのある映像を滑らかに再現。
- 映像に応じて「D-ILA」デバイスの駆動を最適に制御する「Motion Enhance」機能を搭載。
- 4K信号も12ビット処理が可能なDisplayPortを4系統搭載。
- 6軸調整カラーマネージメント機能を搭載し、微妙な色合いの調整が可能。
- 1/16画素単位での微妙な調整が可能な「Pixel Adjust機能」を搭載。
- モーションベースに対応した堅牢なシャーシデザインを採用。
- さまざまな設置環境に対応する後面吸気・前面排気を採用。また、ちりやほこりの侵入を低減する高性能フィルターを搭載し、交換時期の長期化によって運用コストの低減を図ります。