新開発D-ILAデバイスは、画素ピッチを3.8μmとすることで従来面積比※231%と小型化を達成。プロジェクター用ネイティブ4Kデバイスとしては世界最小※1の0.69インチサイズで4K(4096×2160画素)の高精細表示を実現しました。さらに、垂直配向技術や平坦化技術により光の散乱や回析などの異常光を抑制することで高コントラストも実現。大画面で投影しても格子が見にくく、滑らかな高精細映像の表示を可能としています。
※1:ホームシアタープロジェクター用ネイティブ4Kデバイスとして(2016年10月現在当社調べ)。 ※2:当社製1.27型4KD-ILAデバイスとの比較において。光源にブルーレーザーダイオードを採用した独自のレーザー光源技術「BLU-Escent」を搭載。3,000lmの高輝度と20,000時間もの長寿命を両立しました。明るさの向上によって、大型スクリーンでより美しい映像を実現します。さらにHDR投写時のピーク輝度を大幅に高めるとともに、映像シーンの明るさに応じて、レーザー出力をダイナミックに制御することで、∞:1のコントラストを実現し、従来のホームシアターでは体験できなかった圧倒的なレンジ感を演出しています。
4K D-ILAデバイス搭載に合わせ、新設計の16群18枚オールガラス・オールアルミ鏡筒レンズを開発。上下100%、左右43%※3という広いシフト範囲を確保しながら画面の隅々まで4K解像度を映し切るため、レンズの直径を従来機※4の65㎜から100㎜へと大口径化しました。さらに、R/G/Bの屈折率の違いを加味した5枚のEDレンズを採用することでシフト時の色収差・にじみなどを抑え、4K解像度を忠実に再現することが可能です。
※3:16:9投写時。 ※4:当社製「DLA-X750R」との比較において。4K D-ILAデバイスとレーザー光源「BLU-Escent」の採用に伴い光学エンジンも一新。F値を2.6と光の利用効率を高めたレイアウト構造を採用することで、3,000lmの高輝度を実現しました。偏光精度を高めたワイヤーグリッドを採用することで、レンズ側への光漏れを抑え、高コントラストを実現。また、筐体には各種ファンの振動を抑制する高剛性シャーシを採用し、安定した4K高画質映像をお楽しみいただけます。
レーザー光源と新シネマフィルターの採用により映画制作に用いられる表示規格であるDCI P3のカバー率100%を実現。さらに、4K/8K放送で採用される色域規格であるBT.2020のカバー率80%以上の驚異的な広色域を実現しています。いままで再現が難しかった空や海の自然なグラデーションや深紅の薔薇の花と新緑の並木の対比などを色彩豊かに描き分けることが可能です。
UHDブルーレイに代表されるHDRコンテンツの持つ輝度レンジの拡張や10bit階調、BT.2020といった広色域等に対応。高いコントラストに加えBT.2020カバー率80%の広色域、さらにレーザー光源によるダイナミック光源制御と3,000lmの高輝度でHDRコンテンツを最適に再現します。また、新たに、HDR視聴時の設定を容易にするHDR専用ピクチャーモードを備えるとともに、今後放送用として普及が見込まれるHybrid Log-Gammaにもいち早く対応しました。
4Kデバイスに最適化した新解析アルゴリズムにより、4Kの広帯域にわたって画像検出を行い、くっきり感と背景のボケ感を両立させ、4Kならではのリアリティを表現します。また、フルHD映像もより高精細な4K映像に変換することできめ細かく、美しい臨場感溢れる4K映像をお楽しみいただけます。
4K/60P/4:4:4にも対応した動画補間技術「Clear Motion Drive」と映像に応じてD-ILAデバイスの駆動を最適に制御する「Motion Enhance」の2つの動画処理技術を搭載。この2つの独自技術により、素早い動きの映像を視聴するときにありがちな残像感を低減し、あらゆる動画映像を滑らかかつ鮮明に再現します。スポーツ観戦はもちろんアクション映画、SF映画の迫力や感動をより高めます。
最新のHDMI規格に対応し、4K/60P/4:4:4や4K/60P/4:2:2/36bit、4K/24P/4:4:4/36bitなど、18Gbpsの伝送帯域に対応したフルスペックの4K映像入力が可能となり、より鮮やかな色調表現とより豊かな階調表現を実現しています。また、動画配信サービスやUHDブルーレイディスクなどの著作権保護コンテンツの再生を可能にするHDCP2.2にも対応することで、4Kの著作権保護対応機器の接続が可能です。
お手持ちのスクリーン特性に合ったモードをお選びいただくことにより、自然で色彩バランスのとれた映像に補正します。世界各国の主要メーカーの最新モデルに対応しています。※5
※5:主要スクリーンと補正モードの対応表は、スクリーン補正モード対応表をご覧ください。市販の光学センサーを使用して、簡単に設置環境や使用状況による光学性能変化に対してプロジェクターの画質を最適化できます。色バランスだけでなく、ガンマ特性、カラースペース、カラートラッキングなど画質に重要な要素を全て最適化します。
PC信号やゲーム等操作でのシビアなタイミングが求められるコンテンツに対応し、各種映像処理で発生していた映像遅延を低減することができます。
*同時に使用できる機能に制限があります。