ポータブル電源

ライフハック

台風や秋の長雨で秋晴れの日が少ないとはいえ、晴れ間を見つけては、アトリエのベランダにポータブルソーラーパネルを広げてポータブル電源と繋ぎ、“電気のちょこっと貯金”をしています。そうして貯めた電気を使って、最新家電を試したり、疲れを癒したり、趣味の読書を楽しんだり…。今月のアトリエでの日常をお届けします。

スポーツの秋、食欲の秋など「秋」にはいろいろな冠が付きますが、今年は断然「読書の秋」です。というのも、今年の夏に読書のための専用端末の最新モデル（当時）を購入したから。元々、活字中毒と言われるくらいの本好きだったのですが、最近は年齢的に小さい文字が辛くなってしまって、何となく読書量が減っていました。数年前に他の読書用の端末を購入してみたこともあったのですが、ページ送りが遅かったりで使い勝手が今ひとつで使わなくなってしまったんですよね。

でもこうした機器もどんどん進化しているはずだし、思い立って最新モデルを購入してみたら、300ppiの高解像度ディスプレイで、文字がくっきりときれいに見えるし、反射を抑えているから目に優しいんですよね。それに指をポンと画面に触れるだけでページ送りがスムーズにできるので、ストレスがないのです。

通勤途中もリュックから取り出して電源ボタンを押すだけで、読みかけの本のページがすぃっと出てきて文庫本を開くよりも早い早い！　しかも軽いから片手で持てます。文字の大きさもフォントも自分好みに調整できるだけでなく、 色調調節ライトも付いているから、寝る前にベッドで読むときには暖色系にしたり、白黒反転のダークモードにしたりと自由自在。それにね、防水機能もあるからお風呂での読書もOKなんです。

で、専ら楽しんでいるのが、長野出身の作家、内藤了さんのホラーミステリー。シリーズ化されている作品が多いので、続きが気になるし、登場人物と親しくなったような気分になるからうれしいですよね。

端末への充電はもちろん、ポータブル電源で。USB-Cケーブルを使った一度のフル充電で、最大で10週間利用可能ということですが、次々に作品をダウンロードしたり、照度を上げたりして使うと、さすがに10週間というのは難しいかもしれません。1週間に1回は仕事中にポータブル電源のUSB端子にケーブルを繋いで充電するようにしています。

次々に新モデルが登場する「ほぐし家電」ですが、根強い人気なのがフットマッサージャー。こちらのコラムでも、脚に巻き付けてエアーの力でマッサージするものや、足先を入れて手軽に使えるものなどをご紹介してきました。延長コードを準備しなくても、ポータブル電源を持ってくるだけで、マッサージしたい場所で手軽に使えるから、こうしたほぐし家電とポータブル電源は相性がいいのです。しかもしっかりとしたマッサージができるのに、定格消費電力が少ないので、電池残量を気にしないで使えるのもいいですよね。

最近アトリエにやって来たフットマッサージャーはスツール型。淡いグレーの落ち着いたデザインなので、普段は女優ミラーを置いた折り畳み式のテーブルの前に置いて、ドレッサーのようにして使っています。高さもちょうどよく、座り心地がいいのでお気に入りの一台になりました。

フットマッサージをするときには、鏡とは反対側に椅子を持ってきて座り、足入れ口を手前に引き出して、足を入れて使います。傾きの角度がちょうどよく、リラックスした姿勢で足を入れられるのがいいなと思います。ふくらはぎと足の甲の部分はエアバッグで、足裏は2種類のもみ玉が付いたローラーでぐりぐりと刺激するのが気持ちいい！　コースも「ほぐしもみ」「しぼりもみ」「あしうら」と3つあり、エアーバッグの強さも3段階から選べるので、足の太さや好みに応じて調節可能です。

新製品発表会やイベントへの参加で1日中歩き回って疲れた足にも、原稿に追われて座りっぱなしでむくんでしまった足にもぴったりの一台なのです。

もう１つ、ポータブル電源の日常使いで活躍している癒しアイテム「電気温灸器」をご紹介しましょう。マカロンみたいに可愛らしい形で手軽に使えて、充電式で繰り返し使える“デジタルお灸”。女性が悩みがちな血行促進や疲労回復などに効果を発揮します。もちろん、男性でも使えますよ。

コンパクトなケースには直径46mmほどのマカロンを思わせるようなコロンとした温灸器が2つ入っていて、ここに専用の充電ケーブルを差し込むだけで充電がスタートします。約2時間の充電での使用時間は約2時間。座った姿勢でも落ちないように考えられた「粘着シール」付きで、取扱説明書にはおすすめの貼り付け部位が載っています。肩や腰、お腹のほか、ひざの横や足首など、体調に合わせたお灸の位置を探すのも楽しいものです。

高い熱伝導率をもつ新素材グラフェンを使用しているからあっという間に暖まり、じんわりとしたその温かさに「わー、いい気持ち！」と声が出てしまうほど。温度は最大約43度の「弱」、約50度の「中」、約56度の「強」の3段階あって、LEDの色も温度に合わせて変化していきます。1回15分で自動オフなので安心して使えるのもいいですよね。

お灸って、熱いのをガマンして耐えながら行うものだと思っていましたが、3段階の温度の中から、心地よいものを選べるのもデジタルならではの魅力かもしれません。最初は弱がおすすめですが、体調や使う部位によって調整して使うのが上手な使い方と言えるんでしょう。

「冷えたかな」「疲れたな」という時にもこれがあれば安心。手のひらサイズのケース入りだから、泊りがけの出張の前日にはポータブル電源で満充電にしておいて、必ずキャリーバッグに入れて持っていくようにしています。

※画像はBN-RB62-C、BH-SP100-Cを使っています。

【ポータブル電源について】

※本機の通風孔は、安全上絶対にふさがないでください。また、本機の各面から5cm以上スペースを空けてください。

※心臓にペースメーカーを装着している方は使用しないでください。ペースメーカーが、本機の影響を受ける恐れがあります。

※給電する機器の充電制御や充電状況、環境などにより給電できない、または急速充電にならない場合があります。

【ポータブルソーラーパネルについて】

※ご使用の際は、野外にて太陽の直射日光を受けるように設置してください。

窓際などの屋内では十分な充電ができません。また、蛍光灯での充電はできません。

※太陽光パネル部が影にならないようにしてください。

※太陽光パネル部が汚れてると発電量が低下しますので、軟らかい布で乾拭きしてください。

　汚れがひどい時は中性洗剤をつけた布で汚れをふき取ってから乾いた布で拭き取ってください。

【ポータブル電源、ポータブルソーラーパネル共通】

※不安定な場所に置かないでください。必ず、平坦で安定した場所に置いて使用してください。

※防塵・防水仕様ではありませんので、ほこりや水、海水などがかからないように注意してください。

また、手がぬれた状態で本機を操作しないでください。降雨時、降雪時、降霜時の使用は、事故や故障の原因となりますので、ご注意ください。