2020 December
イヤホンの耳に入れるノズルの先端に装着されている傘のような形のパーツ、イヤーピース。取り外して交換できるようになっていて、多くのイヤホンにはS/M/Lの3サイズが同梱されてきます。ユーザーに自分の耳の大きさや形に合わせて、緩くもキツくもなく耳にぴったりフィットするサイズを選んで使ってもらうためです。
ではそもそも、サイズ選びの手間をかけてまでイヤーピースを耳にフィットさせないといけないのはなぜでしょう?
まずは装着の安定感や着け心地。イヤーピースが小さくて緩いとイヤホンが耳から外れやすくなってしまいますし、大きくてキツいと耳が内側から圧迫されて着け心地が悪くなってしまいます。
周りの騒音を耳に入れないようにしてくれる、遮音性の面でもイヤーピースのサイズは大切です。しっかりフィットしていなくて耳の塞ぎ具合に隙間があったりすれば遮音性も落ちてしまいます。
そして音質。イヤホンはぴったりフィットのイヤーピースを使っているときにこそベストの音質を発揮してくれます。例えばわざと緩いサイズにしてみれば、ベースなど低音楽器の厚みや力強さがなくなってしまうことがわかることでしょう。
ですからたとえるなら、「イヤーピースのサイズ選びは靴のサイズ選びと同じくらい大切」です。靴もサイズが合っていないと脱げやすかったり履き心地が悪かったり、スポーツで実力を出せなかったりしますよね。イヤーピースも同じなのです。
もちろんメーカーもその重要性を認識しています。例えば「スパイラルドット」シリーズのイヤーピースはS/MS/M/ML/Lの5サイズ展開。きめ細かなサイズ展開でより多くの人により完璧なフィットを提供する狙いです。
また音を通す軸の内面にドット形状のくぼみを配置し、空気の流れを整えることで音質面にも貢献。他に素材のシリコンの柔らかさの調整、傘の開口部分の大きさや広げ方などの工夫によっても、装着感や音質の向上が図られています。
サイズ選択の具体的な方法としては、まず「耳を隙間なくしっかり塞いで遮音性を確保できる大きさ」を探り、次に「耳への圧迫感が少なくなる小ささ」を探るのがおすすめ。
例えばまず「Mだと遮音性が低い、MLやLなら遮音性は十分」であり、その上で「Lだと圧迫感があるけどMLなら楽」としたら、あなたには「MLが適正サイズ」というわけです。この手順で選べば、音質面でも問題ありません。
高橋敦
Takahashi Atsushi
趣味も仕事も文章作成。仕事としての文章作成はオーディオ関連が主。他の趣味は読書、音楽鑑賞、アニメ鑑賞、映画鑑賞、エレクトリック・ギターの演奏と整備、猫の溺愛など。
趣味を仕事に生かし仕事を趣味に生かして日々活動中。
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